人間関係を築くという事 | 懲りずにやります・・・

人間関係を築くという事

またまた久しぶりの更新です。今日はとても良い事があり、私自身にとってとても意味のある出来事となったので記事を書きます。

上司から最悪の連絡をもらった事から始まります。二日前、私にとってとても重要で、そして信頼している後輩が会社を辞めたいと言ってきたと上司から電話で連絡を受けました。とてもショッキングでした。平静を装いましたが、とても動揺しました。もうその事で頭がいっぱいです。次の日、すぐにでもその後輩のところに飛んでいき、話をしたいところでしたが、勤務地は遠く離れており、この日はあいにく遠方出張が入っていた為、それも出来ず。何とか気持ちを仕事の方に向け、後輩と話が出来る機会を待つしかありません。堪らず、行きのバスの中で後輩にメールを出しました。私には本音を語ってくれるという約束が唯一の助けでした。

次の日もお互い仕事で会うことが出来ず、私は仕事に身が入りません。そしてようやく今日、会って話が出来ました。とにかく話を聴こうと思いました。説得なんてする気はありません。延々4時間、くだらない話も交えながら、とことん話を聴きました。私の考えもいくらか聞いてもらいました。あっという間に時間は過ぎました。上司には話せなかった本音を語ってくれました。そして最終的には私の考えに賛同してくれ、退社を考え直してくれると言ってくれました。

とにかくうれしかった。彼とはもう8年ほどの付き合いになります。ずっと上司部下の関係でした。最近は組織変更で厳密には上司部下ではありませんが、意識の中ではお互いそうした見方をしているところはありました。私も本音を言いました。彼も本音を言ってくれました。彼とのやり取りで気付かされたのは、人間関係のあり方でした。長年管理職をやっていながら、ようやくそんな基本的な事を学びました。会社の中だけでは本当の人間関係を作る事は出来ない。本音を語り合えるようにならないと、本気で付き合うことは出来ない。これまでの私にはそれが欠けていました。

これからはこうした付き合いに時間とお金をかけようと心から思いました。